父の理想の葬儀

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いつか誰でも最後はくる、そんな言葉をよく父は言います。今病気で入院をしていますが、何とも芳しくない状況です。父の使用していたパソコンの「お気に入り」に葬儀会社のサイトがありました。母が言うには、葬儀に掛かる葬儀費用やいろいろ調べていたと言っていました。病気のことは父も知っていて、あと少しの燈だとよく冗談で言いました。だけど、感じていたんだなと思うと、何か寂しくなりました。そして、パソコンにあった、私あてのワード文書があって、何だろうと開くと、希望したい葬儀内容や友人リスト、それにいろいろ書いてありました。

ため息が出ます。涙が出ます。また、ここに帰ってくると信じたい自分がいました。でも、現実は厳しく、その夜に病院から連絡があり、急いで家族全員で出掛けました。静かな空気の中、満足そうな顔をして逝きました。父らしい最後です。私は、父の希望を叶えるため、パソコンにあった葬儀社に連絡をしました。以前、いろいろ話している中で、希望を伝えていたみたいで、スタッフの方がそんな話をしてくれました。

いろいろ、言いたいことも山ほどあるのですが、父の描く葬儀を実行しました。仲のよかった友人たちにも連絡をして、賑やかな葬儀となったのです。小さく、そして笑顔が絶えない葬儀、そこに父も参加しているのだろうか、母は「先に行くのはずるい」と一言。誰でも迎える最後ですが、何だか父がいるようで、葬儀の費用なども負担を掛けることなく、父の威厳を残したまま、羨ましいとさえ思います。そんな葬儀となりました。

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このページは、バイアグラが2011年7月28日 08:35に書いたブログ記事です。

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